2023年のワールドカップ、そして2024年のパリオリンピックでプロのバスケットボールに興味を持ち始めた方も多いのではないでしょうか。
普段はプロ野球をメインで観戦している我が家も例にもれずバスケ観戦欲に火がつき、2024年10月に開幕したBリーグの開幕シリーズを観戦しに行きました!
観戦したのは代々木第一体育館で行われた「アルバルク東京 VS 越谷アルファーズ」
今回は生後6ヶ月の息子と夫婦3人が自由席で観戦した感想、当日のタイムスケジュール、子連れでの過ごしやすさなどをレポしていきます!
・代々木第一体育館自由席からのビューが分かる
・自由席のタイムスケジュールの一例が分かる
・赤ちゃん連れ、小さな子供連れでのBリーグ観戦の注意点が分かる
Bリーグは自由席でも十分楽しめる!
初めてのBリーグ観戦、まずぶち当たるのは「どの座席がいいのか分からない」という問題。
結論ですが、初めてでも自由席で十分楽しむことができます!赤ちゃん連れ、小さな子供連れにはベストな座席といってもいいくらいです。
私はまだ代々木第一体育館でしか観戦をしていませんが、自由席で十分と思った理由を挙げていきます。
2階席でも全然見やすい
代々木第一体育館の自由席は2階に位置しています。アリーナから一番距離がある座席ではありますが、そんなことを感じさせないくらい見やすい座席でした。
選手の表情を肉眼で見ることは難しいですが、テレビ中継でコート全体を見ているような感じで、選手の動きやシュートのフォームまできれいにはっきりと見ることができました。
アリーナ全体を見渡せる席なので、試合前の演出をとてもきれいに見ることができました。
照明やビジョン、音楽を効果的に使った演出、キレキレなチアリーダーのダンスがめちゃくちゃかっこよかったです!
自由席はファミリーが多い
自分たちの周りにファミリー層が多く座っていると、子連れでも少し気がラクになりますよね。
自由席はいろんな属性のグループを多く見ましたが、中でもファミリーが多いな~という印象がありました。特に小学生以下の小さな子供連れをよく見ました。もちろん、学生のグループやカップルも多く、自由席は平均年齢が若めという印象です。
チケット代が最安
代々木第一体育館で開催されるアルバルク東京の試合は自由席のチケットが一番安く、3,300円/席でした。
プロ野球だったら外野寄りの内野席~外野席くらいの価格ですね。万が一バスケ観戦が自分に合わなかったとしても「まぁこの価格なら...」と許せるラインです。
試合中でも動きやすい
これは通路側の座席を確保できた場合に限りますが、試合中に赤ちゃんをあやすためや飲食物を買いに行くために席を外すことにあまり遠慮がいらなかったです。1階席やアリーナ席ですとガチ勢のファンが多くいらっしゃりそうな雰囲気だったので、なかなか席を立ちづらいだろうな~と遠目から見て感じました。
自由席はライトなファンや初見さんと見受けられる方、先述したようにファミリー層も多かったので、座席から移動してもうっとうしがられるような雰囲気はありませんでした。
自由席は座席から移動するときにタオル等の私物を席に残しておかないと誰かに席を取られてしまうので、それだけは忘れずにやってから席を移動しましょう!
赤ちゃん、子供向け施設も充実
代々木第一体育館はイベントが多く行われる会場ということもあり、赤ちゃん向け施設も一通りあり安心して過ごせました。
またアルバルク東京独自の子供に優しいサービスもあり、ファミリー歓迎のムードがありますね。
北ロビーに授乳室が4室
代々木第一体育館には南ロビーと北ロビーと、ロビーが地下1階に2つありますが、授乳室は北ロビーにのみ設置されています。
アルバルク東京が代々木第一体育館を使っているとき、北側ロビーは「ルークエリア」という名称で案内されていました。
東西に2室ずつ、計4室授乳室があります。授乳室の中にはおむつ替え台も設置されています。おむつ替えまで個室でゆっくりできるのはうれしいですね。
授乳用の広いソファと子供用のかわいいソファがあります。下の子の授乳時に上の子の待機場所としても活躍しそうです。
おむつ台の上は広々としており、おむつ替えがしやすかったです。
おむつ用のゴミ箱は無かったので個人で持ち帰る必要があります。おむつ用のゴミ袋は臭わない丈夫な袋がおすすめです。
また、授乳室の中には緊急時の呼び出しボタンまでありました。子供がいたずらで押さないように気を付ける必要はありますが、万が一の時には安心ですね。
調乳機もありましたがなんと2024年10月6日時点では調整中で使用不可でした...。ミルクあげようとする人にとっては困っちゃいますよね。こういうときのために、外出時は缶ミルクを持ち歩いておくと安心ですよ。
試合前は空いていたのですぐ使えましたが、第2Qと第3Qの間のハーフタイムには満室になることもありました。ハーフタイムはトイレもかなり混雑するので、子連れファミリーはハーフタイムの5分前にささっとロビーに移動するのが良いでしょう。
トイレにはおむつ替え台が完備
代々木第一体育館には南ロビー、北ロビーに広いトイレが設置されており、男女いずれのトイレにもおむつ替え台が設置されています。
女性トイレは混雑しやすいので、可能であればパパがおむつ替えに連れていけるといいかもしれません。第2Qと第3Qの間のハーフタイムはどちらのトイレもかなり混雑するので、おむつ替えだけなら授乳室へ行って個室に入る前のエリアにあるおむつ替え台を使うのも手です。
子供が遊べるエリアがある
アルバルク東京は子供の遊び場エリアを用意してくれています!体を動かせる「キッズふわふわコート」や、ぬりえが楽しめるコーナーがあるようです。
我が家の息子は生後6ヶ月だったので、このエリアはまだ早いと思い今回は利用しませんでしたが、つかまり立ちができるようになったら遊ばせたいなぁと思います。
代々木第一体育館では、選手がプレーをしているコートの裏にキッズエリアが設置されていました。自由席からキッズエリアの様子を見れましたが、試合中でも利用者が多く人気のエリアでした。
ベビーカーが無料で預けられる
ベビーカー置き場があり、そこで無料で預けられます。試合中、ベビーカー置き場を通りかかりましたが監視をしているスタッフは特に見当たらず、本当に「置き場」という感じでした。
子供用の椅子や座面クッションが無料でレンタルできる
アルバルク東京は無料貸し出し品も充実しています。
映画館にあるような高さのある子供用のポータブルチェアや座面に敷く高さだしのマットを貸してくれるので、小さな子供でも前に座っている観客に埋もれずに試合を見ることができます。ポータブルチェアは生後7ヶ月~3歳(身長97cm、体重16kgまで)が対象年齢です。
膝上でおとなしくしてくれない子供にはとてもうれしいサービスですね!
また、子供用のイヤーカフも無料で貸し出しています!後述しますがBリーグの会場内は常に騒音状態なので子供の耳の影響を心配される方は借りておくと安心です。
託児サービスまである
なんとアルバルク東京では1歳から未就学児の子供をシッターさんに預けることができる託児サービスがあります。予約は必要(当日空きがあれば当日でも受付可)ですが、子供と一緒に観戦は不安...という場合は頼りたいサービスですね!
1人1日2,000円という価格も高すぎずハードルが低くて助かります。
赤ちゃん、子供連れで注意が必要なこと
子連れに優しいアルバルク東京ですが、気を付けなければいけないこともあります。
会場内は結構ずっとうるさい
Bリーグの会場は試合30分前から試合終了までずっとうるさいです。
試合前はスタジアムMCによるトーク、スタメン発表のアナウンス演出があり、試合中はディフェンスコール、オフェンスコールが鳴りやみません。
私は普段プロ野球を観戦していますが、Bリーグの会場は野球場よりもうるさいと感じました。
体育館で音の反響もすごいし、何より試合中は絶えず応援をしています。プロ野球の応援は私設の応援団による演奏が主流ですが、Bリーグはガンガンにスピーカーを使って笛やドラムの音を流します。
タイムを取るときや各クオーター終了時になるサイレンの音もかなり大きいです。野球のファウルボールの笛とはレベルが違います。
お子さんが敏感な子だったり、大きな音に驚いて泣いてしまうことが心配な場合は、アルバルク東京が子供用のイヤーカフを無料で貸し出してくれているのでぜひ活用しましょう!
飲食店は第3Qが始まったらクローズする
アルバルク東京ではロビーや屋外のキッチンカーでフードが提供されますが、代々木第一体育館開催時はすべての飲食店が第3Q開始時にクローズしていました。
会場内にはロビーやキッチンカーのほかに、ポップコーンやジュースなど軽食が買える場所が1階と2階の間にいくつかありましたが、そちらも同じく第3Q開始時には締め作業をしていました。
第3Q以降は自販機で飲み物を買うくらいしかできなさそうです。フードを食べるなら混雑のことも考えて第2Q後のハーフタイム前までに調達しておくのが良いでしょう。
我が家の観戦当日のスケジュール
「無理をしない」を第一にした我が家の観戦スケジュールはこんな感じでした。
13:00 代々木第一体育館に到着
アルバルク東京の観戦ガイドによると「試合開始の2時間前の来場がおすすめ!」ということだったので、それに従って2時間前に来てみました。
お客さんはちらほらという感じで、混雑を避けて入場することができてとても良かったです。
13:10 自由席で自分たちの席を確保
自由席は試合開始2時間前でもかなり空いており、「両側のバスケットボールに対して真ん中の位置の前列席」のような絶対人気な位置はもう埋まっていたものの、ちょっと真ん中からずれた場所や後ろの座席であれば余裕で通路側の座席を確保することができました!
自由席で通路側の座席を確保したいのであれば、試合開始2時間前の来場で問題ないです。
アルバルク東京は北側の座席をホームとして使っていますが、今回は初めてのBリーグ観戦で別にアルバルク東京のファンでもないからなぁ...と思い南側の座席に座りました。
ですが、北側の座席に座っておけばよかったと後悔しました。
というのも、先述した通り授乳室は北側のロビーにしかありません。キッチンカーも北側にしかありません。子連れ向けの施設が北側に集中しているんです。
南側の席から移動できますが、それなりに階段を上り下りして移動しなければいけなかったので大変でした。特にこだわりが無ければ北側の座席に座ることをおすすめします!
13:30 息子の授乳タイム
第2Qと第3Qのハーフタイムで次の授乳ができるようにすることを逆算して、早めに授乳とおむつ替えをしました。授乳室にはしばらく誰も入ってこなかったのでほぼ貸し切り状態でした。
14:15 席に戻ってスタジアムMCやマスコットを見学
14時過ぎ頃から、スタジアムMCやマスコットキャラクターの「ルーク」が登場します。今日の試合の見どころ解説やお客さんへのインタビューなどをしていました。
ルークの人気はとても高く、会場にはルークグッズを身に着けた人を本当に多く見かけました。眠たそうな目がとてもかわいいですよね~。
14時半になると両チームの選手がコートに入場する演出が始まります。体育館という施設を活かしたレーザーやマッピングの演出がとてもかっこよかったです!チアのダンスもキレキレで目を奪われました。
14:40 小腹満たしに売店へ
選手入場の演出を見終わった後は南側ロビーの奥にある売店へ向かいました。フライドポテトや枝豆、サーティーワンのアイスクリーム、各種ドリンクといった軽食が中心に売られていました。
なお、がっつりご飯は体育館内の出入り口付近にある売店(ピザや弁当)か、北側にあるキッチンカーで手に入ります。
今回は「のり天ガーリック」と「ルークレモネード」をいただきました。
のり天はかなりにんにくのパンチが効いたおつまみでした。しょっぱいけれど手が止まらないスナック菓子のような感じ。
ルークレモネードは中にごろっとしたリンゴが入っており食感も楽しい一杯でした。赤色でルークらしさも写真映えもあります。
息子を抱っこしながらの観戦になるので、座席には持ち込まずロビーで全て食べきりました。
15:05 いよいよ試合開始!
試合中はオフェンスコールとディフェンスコールが交互に響く大熱狂!シュートが決まるとさらにボルテージが上がります。
普段プロ野球を観戦している私はバスケ観戦に忙しなさを感じつつも、1秒も目が離せないプレーに興奮しっぱなしでした!
15:45 ハーフタイム前に北ロビーへ移動
第2Qの残り時間が短くなったところで、ハーフタイムで大混雑するであろうトイレと、息子の授乳を済ませるために早めに離席。
意外にも授乳室が満室だったので、大人のトイレを済ませてから小腹が空いていたのでキッチンカーで弁当を購入しました。
間もなくハーフタイムが始まるとトイレは長蛇の列で、キッチンカーも混み始めました。子連れだとトイレに行くのも一苦労だと思うので、ハーフタイムが始まる3分前に離席しておくとかなり快適なハーフタイムを過ごすことができますよ。
16:30 息子の授乳を終えて帰宅
授乳室で授乳を終えると第3Qが始まっていました。ここまで過ごして、結構疲労がたまっていること、十分バスケ観戦が楽しめたことを夫婦で確認し、ちょっともったいないですが早めに帰宅することにしました。
自由席でも見晴らしがよい席を確保でき、試合前にグルメや演出をひととおり楽しめたのでかなり満足度が高かったです。試合開始の2時間前の来場は結構早くて時間を持て余すかな~と思いましたが、そんなことはありませんでした。
まとめ
アルバルク東京の代々木第一体育館開催試合は赤ちゃん連れでも気軽に安心して楽しめることができます。バスケが盛り上がっているこのタイミングでぜひ、子供と一緒に観戦してみてください!
初めての観戦で特にこだわりがないのであればファミリーには自由席がおすすめ!試合開始2時間前に来場すれば通路側の座席は余裕で確保できる。
赤ちゃん連れの場合、授乳室がある北側の座席を確保した方が移動が楽でおすすめ。授乳室の調乳機は壊れていることがあるので、缶ミルクを持っていくと安心。