ベルーナドームは言わずと知れたグルメなドームですが、中でも豪華で優雅なレストランがあるのをご存知でしょうか。
それは「オーナーズレストラン」。
ネット裏エリアのド真ん中でドームの天井に一番近いレストランです。バックネット裏の高い位置から球場を見渡しながらおいしい料理をいただけるとても贅沢な空間になっています。
オーナーズレストランはどうすれば入店できるのか、どんなメニューがあるのか、窓側の席に座る方法などをまとめました!
・オーナーズレストランのメニューと価格帯が分かる
・オーナーズレストランで窓側の席に座るための方法が分かる
オーナーズレストランとは
オーナーズレストランはバックネット裏のセンタービルにあり、ベルーナドームのグラウンドを高い位置から見渡すことができるフルサービスのレストランです。
大きな窓からグラウンドを見下ろしながら食事ができる非日常感が体験できます。
店内の内装はライオンズの過去の写真やユニフォームなどが多く展示され、特別感があふれています。ライオンズファン歴が長ければ長いほど、感慨深い内装になっていると思います。
オーナーズレストランの入店条件
オーナーズレストランは魅力的なレストランですが、残念ながら誰もが入れるレストランではありません。
オーナーズレストランを利用するには試合当日に下記の座席のチケットを持っている必要があります。もちろん、下記の座席のシーズンシート(その年のレギュラーシーズン分の座席を事前に契約すること)を持つオーナーも利用できます。
- アメリカン・エキスプレス プレミアムエキサイトシート
- アメリカン・エキスプレス プレミアムシートS
- アメリカン・エキスプレス プレミアムシートA
ベルーナドームの数ある座席の中でも最高級ラインのネット裏席です。
これらの多くの座席はシーズンシートで埋まりがちなので、チケ流などのチケットリセールサービスを活用するのがかなり有効です。
ちなみにこの3種類のチケットを持っている人は、「アメリカン・エキスプレス プレミアムラウンジ」も利用することができます!
オーナーズレストランのメニュー
オーナーズレストランはメニューも豊富で前菜からデザートまで数多くのメニューがそろえられています。
こちらはオーナーズプレート。一皿で前菜、メイン、ご飯を楽しめるコスパ良しな料理です。価格は2024年シーズンで2,700円。
こんな立派なステーキもいただくことができます。山形牛のサーロインステーキは2024年シーズンで6,000円。国産牛のステーキを野球場でこの価格でいただけるのは結構良心的かもしれません。
こちらは生うにといくらのトマトクリームソースパスタ。2024年シーズンの価格で2,200円。ライトミールもしっかりとラインナップにありますね。
こちらはガトーショコラ。粉砂糖のLマークがおしゃれ!デザートだけの利用ももちろん可能です。価格は忘れてしまいました、すみません。税抜で1,000円しなかったと思います。
こんな感じでメニューはちょっと高級ラインでプチ贅沢。ファミレスで例えるとロイヤルホストのような雰囲気を感じます。
オーナーズレストランの座席
オーナーズレストランの座席は「窓際の席」と「窓際以外の席」があります。
人気なのは圧倒的に窓際の席です!
オーナーズレストランの窓際の席に座ることは誰でも可能ですが、とても人気の席なので基本的に常に満席の状態です。
オーナーズレストランの混雑状況はライオンズ公式アプリから確認することができますよ。
とある平日のナイターでこまめに窓際の座席の混雑状況を確認していましたが、窓際はいつも満席の表示でした。
窓際の席に座るには
窓際の席に座りたい場合は、ウェイターさんに窓際の席に座りたい旨を伝えればOK。満席時には窓際の席の待機組として管理してくれます。
窓際の席は人気が故に大変回転率が遅いくせに1組当たりの制限時間がありません。店内の混雑状況を見て店員さんが声をかけることもあるかもしれませんが、あまり期待しないほうがいいでしょう。いやマジでレストラン側には1組1時間の制限時間とか、オーダーは1回限りとか何か制限を設けてほしいところです、ホントにたのんます。
オーナーズレストランは前菜からデザートまで一通りのメニューがそろっているため、セルフでコース料理を組むこともできます。もちろんお酒も完備していますし、フルサービスのレストランなので1組当たりの滞在時間がどうしても長くなりがちです。注文してから料理提供までの待機時間も長いです。
試合中に入店してデザートとドリンクを注文したところ、注文から料理の提供まで30分かかりました...。
窓際の席を確保できたらせっかくだからこの特別な席で長く観戦したいと思うのが普通なのでしょうがないですけどね。あとはこのソファの席というのもけしからん。だらだらしたくなっちゃう気持ち分かるもん。
どうしても窓際の座席になるべく短い待機時間で座りたい!という方は、ドーム開場直後にオーナーズレストランに直行するのがいいでしょう。
試合はまだやっていませんが試合前練習を見ることができますし、何よりあの高い位置から見渡すグラウンドの景色を楽しみながら食事をする雰囲気は十分楽しむことができます。そのまま試合開始まで粘ろうするのは後のお客さんのことを考えて避けていただけると助かります。
窓際以外の席も十分楽しめる
窓際以外の席だってオーナーズレストランは十分楽しめます。窓際の席より1段上の位置にあるので、大きな窓からグラウンドの景色を見ることはできます。
上の写真は実際に窓際以外の席から撮った写真です。窓際の席のお客さんの頭で見えないところはありますが、雰囲気を楽しむには十分ではないでしょうか。
投手とバッターボックスは見えないので、店内に複数設置されているビジョンで確認する必要があります。
窓際の席に座るために試合中に待ち続けるよりも、窓際以外の席にサクッと座って食事と景色の雰囲気を楽しみ、自席やアメックスプレミアムラウンジなどいろんな場所からも試合観戦を楽しんだ方がアメックスプレミアムシート席の魅力が堪能できるかな~と思います。
オーナーズレストランは子連れに向いてない
オーナーズレストランは子連れにはあまり向きません。理由は3つあります。
- 注文から料理提供までの待機時間が長い
- 子供用の椅子が無い
- 子供向けのメニューが少ない
決して「子連れお断り!」というレストランではないのですが、レストランのコンセプトがどうしても子供に合っていないのでなかなか利用しづらいよ、という話です。
注文から料理提供までの待機時間が長い
子供連れの外食で大変な時間は「待ち時間」という方も多いのではないでしょうか。
我が家の息子が一緒にオーナーズレストランに行ったのは生後6ヶ月の時だったので「待つ=退屈」みたいな概念も無かったので問題にはなりませんでしたが、1歳~5歳くらいの幼児期の子供ですと待ち時間中にぐずりだすこともあるでしょう。
先述したようにデザートとドリンクを注文して30分待たされた実績があり、大人でも「ちょっと時間かかりすぎじゃないか...?」と思うくらいだったので、活発に動く年齢の子供を連れての食事にはあまり向かないでしょう。
子供用の椅子が無い
オーナーズレストランにはファミレスなどでよくある子供用の補助椅子がありません。そのため、大人と同じ椅子に座らせる必要があるのですが、やはりこれは結構怖いですね。
ひとり座りが安定していないとまず無理だし、ベルトも無いので体勢を崩して転倒するリスクもあります。
しかもベビーカーは球場内に持ち込めないのでベビーカーに座らせるということもできません。
一度息子を座らせてみたのですが、やはり不安定で結局常に夫婦のどちらかが抱っこしていました。
子供用のメニューがない
オーナーズレストランには子供向けのメニューがありません。もちろんメニューの中にはピザやケーキなど子供が喜んで食べられそうなものはありますが、子供用に用意されたキッズセット等のメニューはありません。
ちなみに、生後6ヶ月の息子を連れて入店したときは水を入れたコップとストローを出してくれました。この心遣いはうれしかったです。
まとめ
ベルーナドームのオーナーズレストランは、ネット裏席の中でもひときわ高級なアメックスの名前が付く座席のチケットを持つ人しか入店できない特別なレストランです。
上品な料理を楽しみながら、ドームの天井に近い位置から見る野球の試合は格別な観戦体験になることは間違いありません。
ぜひ一度は体験してみていただきたいレストランですが、窓際の席にこだわると試合中にお店の外で長時間待ち続けることになりかねませんので、柔軟に座席のこだわりを捨てられるとよりその日の満足度を上げられますよ。
オーナーズレストランに入るにはアメックスの名前が付くネット裏席のチケットが必要。
オーナーズレストランの窓側の座席はいつ行っても基本満席。1組当たりの制限時間もないため長時間待つリスクがある。絶対窓側の座席に座りたいならドーム開場直後にレストランに駆け込むのが確実。
アメックスの名前が付くネット裏席のチケットは、オーナーズレストランだけでなくアメックスプレミアムラウンジも利用できるので、ラウンジもぜひ楽しんでほしい。