4月14日と15日にエスコンフィールドに遠征に行ってきたので、旅行記を掲載します。毎度のことながら今さら感が強い。
エスコンフィールドは今年もう1回は行きたいレベルでいい球場でした。個人的に今まで行ったビジター球場の中で、神宮、ZOZOマリンの次に好きな球場です。
初エスコンフィールド観戦なら2日以上は行きたい
エスコンフィールドに遠征に行くと決まったとき、1日では堪能しつくせないだろうと思い金曜日のナイターと土曜日のデーゲームのチケットを取り、2泊3日にしました。
結果、この判断は大正解。というのもおいしいものがありすぎるし、球場外の見どころもあるので1日では足りない。お金と時間に余裕があるなら初めてのエスコンフィールド遠征では2日以上の観戦を推奨したい。
座席の見え方を共有
金曜日のナイターはビジター外野席に相当するSTAR LEVELの内野3塁側席、翌日土曜日はベルーナドームだと内野SS席に相当するであろうFIELD LEVELの内野3塁側の席から観戦。
STAR LEVEL 内野3塁側(ビジター応援エリア)のビュー
エスコンフィールドはビジター応援席が外野ではなく内野なのが新鮮。とはいえ3階席なので体感距離は外野と大差はない。
ちなみに座席はこんな感じ。
薄いクッションが敷いてありました。試合の半分は立って応援することになるので、まぁ席の居心地はそこまで気にならない。
エスコンフィールドの芝は新しいだけあってとても打球を追いやすかったです。
某水道橋のドームの白っぽい芝とは大違い...。
FIELD LEVEL 内野3塁側のビュー
翌日FIERLD LEVELの内野席は選手が近すぎてビビりました。最前列にはカメラを構えた人たちが熱心にシャッターを切っていました。
個人的な体感ですが、ベルーナドームの内野SS席よりも選手を近くに感じる。座席とグラウンドの高さの問題なのだろうか…。
内野3塁側 Sec.131 13列12番からの見え方はこちら。
一番選手が近いと感じたのは試合前の練習でした。
練習中の選手の会話が聞こえてくるレベルで近かったです。これはすごい。
FIELD LEVEL内野3塁側の席を確保できたときは、早めに入場して試合前の練習をする選手を見ることをおすすめします。
座席はこんな感じ。
ベルーナドーム並みに分厚いクッションが敷かれており、試合途中にお尻が痛くなることもなく、快適に観戦ができました。
北広島駅からエスコンフィールドへのアクセス
エスコンフィールドは北広島駅が最寄りで、駅から球場までのアクセスは徒歩 or バス or タクシーの3択。
体力に自信があり、混雑と並ぶのが嫌いな人は徒歩
球場から駅までの帰り道で歩いたけど、けっこう歩くので体力は必要。20分は歩く。帰り道だからというのもあるけど、歩いている途中に疲労感が出てくるのでファミリーにはおすすめしません。
バスが一番安パイだけど交通系ICが使えない
バスが一番いいと思うけど不便だったのが交通系IC(SuicaやPASUMO)が利用できないこと。利用できる支払方法は現金かクレジットカードのVisaタッチのみ。
…えぇぇ~。公共交通機関なら交通系ICは使えるようにしてほしい。球場が完全キャッシュレスだから小銭から解放されると思ったら、ここで現金いるのかよ!と思っちゃう。
Visaタッチは比較的新しいカードにしか対応していないし、そもそもVisaじゃないクレカを持ってきてしまうこともあると思う。そうなると現金で支払うことになるから両替もしなきゃいけなくて面倒くさい。
急いでいる人はタクシー
お金に余裕がある人やバスの待機列なんか待てないよという人はタクシー一択。というのもバスは待機列も長く、幕張駅からZOZOマリンに向かう巨大なバスとは違い普通の市バスなのでキャパも多くないんです。北広島駅前にはタクシーがたくさん停車していたので、すぐ乗ることができると思います。
グルメは何食べても当たりだから手当たり次第に食べよう
今回の遠征の目当ての10割がグルメだったので、とにかくたくさん食べました。さすがは新しい球場。札幌ドームとは比べるべくもなく全てのグルメが高クオリティでした。横丁エリアや日ハム製品堪能エリアなど、場所ごとにコンセプトがガラッと変わるのも新鮮です。
試合が始まったら買いに行くのがおすすめ
さてグルメの味には文句のつけようはないので、気をつけて欲しいのは買うタイミングです。
大半の人は試合開始前に購入して試合中に食べることを考えると思う。ただしエスコンフィールドではこれはおすすめしません。ちょっと勿体無いが試合開始後に買いに行きましょう。
というのも試合開始前と試合開始後の並び列の差がえぐい。試合開始前にいくらがふんだんに盛られるつっこ飯で有名な「海味 はちきょう」に並びましたが、45分ほど並びました。
しかし試合開始後に飲み物を買いに行ったところ、並んでいる人は5人もいないくらい。
これは完全な主観ですが、ファイターズファンは試合開始後にグルメを買いに行くという習慣があまりないのかもしれない。
というのも、札幌ドームは座席からグルメの導線がクソほど遠く、買いに行くのが億劫に感じたのです。なので今も試合開始後にグルメを買うというのに慣れていない可能性があります。
いろんなグルメをストレスフリーに楽しみたいのであれば、試合前ではなく、試合開始後にグルメを買いに行くことを検討してみてください。
シャウエッセンホットドッグは「ここにしかない感」でテンション上がる
札幌ドームでは自社製品のグルメを出品できなかった日本ハムが、これまでの鬱憤を晴らすかのようにグルメに力を入れていました。素晴らしい。
タワーイレブンのフードホールで提供されているシャウエッセンホットドッグは、スーパーマーケットではお目にかかれない特大シャウエッセンを、北海道産小麦を使ったソフトフランスパンで挟んだシンプルなホットドッグです。
ここでしか食べられないプレミア感があるのに気負わないお手軽感が魅力。シャウエッセンってこんなにおいしかったっけ、と思わせてくれる一品。ぜひ食べてほしいです!
TRUFFLE Bakeryは近所に無かったらマストで寄ってほしい
最近都内では各所で出店されているTRUFFLE Bakery。とはいえなかなか近くに無くて、気になっているけれどまだ食べたことがない人も多いのでは。
そんな話題のパンを球場で食べることができます。
パン屋さんってなんでこう、ワクワクしちゃうんですかね。不思議。
試合前は1時間待ち覚悟
パンといえば朝。焼きたてのパンをコーヒー片手に楽しむことができればそれはもう至高の時間です。
みんなそう考える。だからデーゲームの試合開始前は死ぬほど混みます。
私も安直な考えで10時くらいに球場に到着して店の方へ向かいました。
店に近づくにつれ、パンが焼ける小麦の香りが心地よくテンションが上がっていくが、店の入り口前から横道に沿って永遠と後ろへずらっと人が並んでいる光景を目の当たりにしてしまい、テンションは急降下。
並んでようやく店に入るまで約1時間。試合を見る前にへとへとになってしまった。
1時間も並んでられねぇよ、そういう方は試合後のほうがまだ混雑していない可能性があるので、検討してほしい。間違ってもデーゲームの試合開始前に並んではいけません。
看板商品の白トリュフの塩パンは1人2個買ってもいいレベル
TRUFFLE Bakeryという店名に恥じず、看板商品は白トリュフの塩パンです。
このパン、めちゃくちゃおいしかった。いや本当においしかった。いろんなパンを食べたかったので塩パンは1個しか買わなかったが、もう1個買えばよかったと後悔しました。
トリュフの芳醇な香りにバターが溶けあい、香りだけでこの上ない高級感を纏っていました。
一口かじればトリュフのコクと塩気の効いたバターがじゅわりと染み出してきて口の中に広がる。
なるほど、確かにこれは店名にトリュフとついても納得のいくおいしさ。
ちなみに白トリュフのパンがあれば黒トリュフもあるんじゃないかと思った方、大当たりです。
黒トリュフはなんとたまごサンドになってご登場。
これもただのたまごサンドとは一線を画すシロモノ。サンドイッチのパンに黒トリュフが練りこまれており、くどくなく、しかししっかりとトリュフの香りと風味を感じることができる。それにクリーミーなたまごフィリングが合わさってしまえば最強だ。朝というよりはランチにサラダとスープと一緒にいただきたい気分。
店内にはトリュフパン以外にもたくさんの種類のパンが並んでいました。どれもハイクオリティなパンなので気になったものは迷わず買ってしまおう。
ソフトクッキー「ABCDEfG ~タケシとQUONのお菓子な関係〜」はお土産にもおすすめ
居酒屋やラーメンなどお酒が似合うお店がずらりと軒を連ねる七つ星横丁エリアに突如おしゃれなクッキー専門店が現れました。
その名も「ABCDEfG ~タケシとQUONのお菓子な関係〜」。なんてこじゃれた店名。久遠チョコレートが運営するソフトクッキー専門店です。
ショーケースには彩り豊かなクッキーがずらりと並んでおり、まずここで女子ならテンションが上がること間違いなし。
フレーバーの種類も多く、塩キャラメルやチーズ、ヌテラ、ティラミスなど珍しいフレーバーが目立ちました。
今回は試合後に「レッドベルベット」と「ヌテラバター」を購入。
これもまぁおいしいこと!しっとりとした触感にバターのコク、フレーバーが引き立っています。
フレーバーを全制覇したいくらいにおいしい。お土産用にパッケージされたものも売られていたので、手土産にもばっちり。
どうでもいいけど見た目はベンズクッキーにそっくりだよね、これ。
キャッシュレスはやっぱり便利
バスの件でも触れたが、エスコンフィールドは楽天モバイルパーク同様完全キャッシュレスの球場です。現金の利用はできません。
これは個人的には大歓迎。現金を持ち歩かなくていいのは身軽だし、会計もスムーズ。電波が悪いというトラブルもなく、バーコード決済も問題なく利用できました。
今後も何度かエスコンに行く予定ならFビレッジPAYもあり
各決済会社が独自のキャッシュレス決済ブランドを生み出している中、北海道日本ハムファイターズもキャッシュレス決済を生み出しています。それがFビレッジPAY。
FビレッジPAYとはクレジットカードを登録して、決済時にアプリでQRコードを読み取って決済をさせるQRコード決済です。優れているのはポイントの加算と決済が1回で済んでしまうこと。ライオンズのポイントシステムのLポイントは、アプリ会員証の提示と決済の2STEPが必要なので、このシステムは快適に感じました。ファイターズファンは登録必須ですがビジターファンはそこまで必要ないかもしれない。エスコンフィールドに複数回遠征に行くつもりなら登録して損はないと思います。
ホテルはJRイン千歳
冒頭にも触れましたが、ホテルは千歳駅直結のJRイン千歳にしました。なんてことないビジホですが満足度は高いし、また遠征に行くときもここを利用すると思います。
楽天トラベルセールで1人18,411円
楽天トラベルセールという要因が大きいですが、2泊3日羽田から新千歳の往復の航空券付きで1人18,411円はすごい。東京から名古屋の往復の新幹線代より安い。
施設自体もキレイで大浴場までついています。客室も窮屈さは感じず、快適に過ごすことができました。
漫画が読み放題、コーヒー飲み放題のラウンジ
2Fには宿泊者専用のラウンジがあり、漫画と数種類の雑誌が読み放題。それにコーヒーと紅茶は飲み放題。普通に数時間居座れてしまいます。
漫画はワンピース、鬼滅の刃などの人気少年漫画から少女漫画まで、シリーズものは最新刊までそろえてあるという豪華ぶり。ワンピースの新刊をここで読んできたのでTHUTAYAでレンタルするお金が浮きました(ケチ)。
ただ、PC作業をするような雰囲気ではなかったです。あくまで飲み物を片手に本を読みふける暇つぶしを目的にする場所でした。
2023年にはもう1回行っておきたい球場
札幌ドームには2022年に観戦に行きましたが、エスコンフィールドは札幌ドームの全てを超えていました。
新しい球場なのでビジョンが大きいとか、施設がきれいとかは当たり前ですが、周辺施設を含め、誰でも楽しめるボールパークと呼ぶにふさわしい施設になっているので誰からも愛される球場だと思います。試合がない日でもエスコンフィールドは開場しているので、観光スポットとしても人気が出そうですね。
今年はチケットを取るためにファンクラブにも入ったので、もう1回は行きたいと思っています!
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