プロ野球の試合で行われる「始球式」。
球団のファンを公言している芸能人やアイドルが始球式を務めることも多いですよね。
今回は、あなたの推しが埼玉西武ライオンズの本拠地「ベルーナドーム」で始球式を務めることになった場合、どの座席で見るのがベストか、ライオンズファン歴7年の筆者が徹底解説します!
・ベルーナドーム開催試合のチケットの購入方法が分かる
・始球式を見に行く際の注意点が分かる
推しの表情をくっきり見たいなら双眼鏡のレンタルがおすすめ!
双眼鏡レンタル by カウリルベルーナドームの始球式は2種類ある
ベルーナドームでの始球式は「セレモニアルピッチ」と「始球式」があります。
セレモニアルピッチはだいたい試合30分前から
その日の試合によりますが、セレモニアルピッチはだいたい試合の30分前から始まります。
芸能人が務めることが多いのはこのセレモニアルピッチです。マウンドでボールを投げる前に少しトークをしてくれたり、お笑い芸人さんだったら寸劇をしてくれたりします。
「始球式は試合開始直前だから球場にはギリギリに到着すれば大丈夫だよね」と思っていると、もうイベントが終わってしまったということになりかねないので、推しが「セレモニアルピッチ」に登場するのか、それとも「始球式」に参加するのか、よくチェックしておきましょう!
始球式は試合開始直前
始球式は試合が開始される直前に開催されます。芸能人が務めることももちろんありますが、スポンサーの関係者や抽選で当選した一般の方が投げることが多いです。
おすすめの座席1 アメリカン・エキスプレス プレミアムエキサイトシート
とにかく推しを近くで見たい!
推しのためならお金は惜しまない!
という方は、アメリカン・エキスプレス プレミアムエキサイトシート(名前長すぎ)がいいでしょう。
席の場所はバッターボックスの真後ろ、ネット裏エリアです。
ピッチャーの顔が肉眼で正面から見れる
こちらの座席はベルーナドームで最高級の座席です。写真のとおりバッターボックスに一番近い座席です。
グラウンドを掘ったような感じでグラウンドの地面より下に座席が設置されているので、マウンドにいるピッチャーの顔を正面から肉眼で見ることが可能です。
推しの貴重な投球姿を正面から拝めるのでファンにはたまらない座席です。
ブッフェがあるので始球式のあとも退屈しない
推しが始球式に出るからベルーナドームへ、という方は野球観戦が初めての方も多いのではないでしょうか。
せっかくチケットを取ったのであれば始球式のあとに即帰宅ではなく、ちょっとでも野球の試合を楽しんでもらえると野球ファンとしてはうれしいです!
でもプロ野球って3時間くらい試合やってるよね?選手もルールもよくわからないし退屈しちゃうよ!
そんな野球観戦初心者でも大丈夫!
アメリカン・エキスプレス プレミアムエキサイトシートはチケット代の中にブッフェが含まれているので、席に着いてから試合終了までブッフェとソフトドリンクの飲み放題を楽しむことができます。
ブッフェにはサラダ、メインディッシュ、ライブキッチンコーナー、デザートまでそろっているので、何回おかわりしても飽きません。
絶好のロケーションで野球観戦をしつつ、ご飯を楽しめるので初めての野球観戦でも快適に楽しめること間違いなし!
チケットが手に入りづらくて高額
アメリカン・エキスプレス プレミアムエキサイトシートは基本シーズンシート(企業や個人が1年間分の料金を払って席を所有している状態)で埋まっているので、一般的にチケットが販売されていません。
ではどうやってこの席のチケットをゲットするかというと、チケットのリセールサービスで購入するのが一般的です。席の所有者が試合に行けない日はチケットをリセールしているのです。
シーズンシートのチケットは、チケット流通センターで数多く販売されています。このチケット流通センターはライオンズ公式のリセールサービスなので、安心して取引ができます。
また、プレミアムエキサイトシートのチケット代は20,000~21,500円(試合日により価格は変動/2024年シーズン価格)とベルーナドームの座席の中でもトップクラスに高額です。
この席でしか味わえない体験もあるのでこの価格は野球ファンにとっては納得する価格ですが、普段野球観戦をしない方にとっては即決しにくい価格ですよね。
おすすめの座席2 アメリカン・エキスプレス プレミアムシートS・A
プレミアムエキサイトシートのチケットが手に入らなかったけど推しをできる限り近くで見たい!
推しのためにはお金は惜しまない!
そんな方には、アメリカン・エキスプレス プレミアムシートS・Aがおすすめです。
席の場所はバッターボックスの真後ろ、ネット裏エリアです。
上の章でご紹介したアメリカン・エキスプレス プレミアムエキサイトシートが設置されているエリアに入ることができるので、推しを近くで見ることができるかつ、プレミアムエキサイトシートよりチケットが取りやすい座席です。
プレミアムエキサイトシートがあるラウンジエリアに入れる
アメリカン・エキスプレス プレミアムシートS・Aは、「アメリカン・エキスプレス プレミアムラウンジ」というアメリカン・エキスプレス プレミアムエキサイトシートが設置されているバッターボックス激近エリアに入ることができます。
アメリカン・エキスプレス プレミアムエキサイトシートよりもグラウンドの近さや臨場感は劣りますが、それでも十分にマウンドの投手を近くで見ることができますよ!
ラウンジの最前で見るとこんな感じ。写真ではバッターボックス後ろにある広告用のビジョンでマウンドが死角になっていますが、見る場所を変えればもちろんマウンドをばっちり見ることができます。
アメリカン・エキスプレス プレミアムラウンジは大変人気の施設なので、ラウンジの最前で推しを見たい場合は早めに行って席を確保しておくのがいいでしょう。試合開始時刻に近づくにつれてラウンジは混雑してきます。
始球式が終わったらラウンジの最前はぜひ野球ファンに譲ってくださいね
ラウンジの中にはバーカウンターがあり、飲み物や軽食を注文することができます。お酒の種類はかなり豊富です。注文してから提供までそんなに時間がかからないのもうれしいポイント。
もちろん自席からでも推しは肉眼で楽しめる
アメリカン・エキスプレス プレミアムシートS・Aは、ネット裏エリアの中でもグラウンドに近い、低めの場所に設置されています。
そのため先ほど紹介したアメリカン・エキスプレス プレミアムラウンジでなくても、その座席から推しを肉眼で楽しめます。
ベルーナドームにはバックスクリーンに大きなビジョンがあるので、推しを映画館のような大きなスクリーンでも見ることができますよ。
肉眼でも十分に楽しめますが、より楽しみたいなら双眼鏡のレンタルもおすすめです。
チケットは2~3枚1組で販売
アメリカン・エキスプレス プレミアムシートS・Aは、1席単位で販売されていません。2席1組、または3席1組で販売されています。
そのため、同じ趣味の同志や友達など誰かと一緒に行けるのであればアメリカン・エキスプレス プレミアムシートS・Aはおすすめです!
一方1人でアメリカン・エキスプレス プレミアムシートS・Aに座るためには2席分、または3席分を1人で購入しなければいけません。
アメリカン・エキスプレス プレミアムシートS・Aのチケット価格は1枚12,200~15,000円(試合日により価格は変動/2024年シーズン価格)なので、1人で複数席分購入するのは大きな出費になります。
おすすめの座席3 auじぶん銀行フィールドビューシート
ネット裏エリアの席は高額だから厳しい...
1人で現地に行くからペア席やグループ席は無理...
チケットの金額的に上で紹介したネット裏エリアの座席は難しい...という方には、auじぶん銀行フィールドビューシートをおすすめします。
グラウンドが目の前
フィールドビューシートはグラウンドに最も近いエリアにあります。
そのため、推しの投球姿を肉眼でしっかりと拝むことができますよ。
フィールドビューシートは1塁・3塁どちらにもあります。推しが右利きなら右手で投げるので、3塁側の席を取れば投球時に体は3塁側を向きます。逆に推しが左利きなら左手で投げるので1塁側の席であれば投球時に背を向けられることはありません。
ベンチからマウンドに向かう姿がしっかり見れる
始球式に出る場合、ライオンズのホームである3塁側のベンチから登場してマウンドに向かい、そして3塁側ベンチへ帰っていきます。
1塁側のフィールドビューシートであれば3塁側ベンチを全体的に俯瞰して見られるので、推しが出てくるところから帰るところまで、本当に最初から最後まで見ることができます。
逆に3塁側のフィールドビューシートは、ベンチの中の様子を見ることはできませんが、推しがグラウンドに出てきた瞬間はとても近くで見ることができるでしょう。
フィールドビューフロントという席もある
フィールドビューエリアは一番前列の「フィールドビューフロント」、2列目以降の「フィールドビューシート」、一番後ろの「フィールドビューソファ」の3種類の席があります。
フィールドビューフロントはただでさえグラウンドが近いフィールドビューエリアの最前列の席なので、グラウンドと自席を遮るものはネットしかありません。
少しでも推しに近づきたい!という方にはフィールドビューフロントの席を狙うというのもアリです。
基本的に一般購入は無理でリセールを狙うしかない
フィールドビューフロント、フィールドビューシートはグラウンドの近さゆえに大変人気のエリアです。平日の試合でもライオンズのファンクラブ会員の先行購入でチケットは完売します。
そのため、ファンクラブではない一般の方がフィールドビューエリアのチケットを手に入れるにはチケットリセールを狙うのが良いです。
ライオンズのチケットリセールは公式サービスが2つあります。
2つのサービスの違いについては下記の記事で詳しく紹介していますのでぜひ見てみてください。
チケット流通センターは紙チケットも販売されています。ライオンズのチケットサイトのリセールは電子チケットのみ販売されています。
フィールドビューシートはシーズンシートで確保されている席もあります。シーズンシート所有者が試合に行けない日はリセールとして出されている確率が高いのでこまめにチェックしておくとよいでしょう。
避けるべき座席1 外野席
これまでおすすめの座席を紹介しましたが、次は逆に絶対に避けた方がよい座席をご紹介します。
始球式の推しだけが目当てだから野球観戦はメインではない
推しが始球式に出るのでベルーナドームへ、という方は大半が野球観戦はおまけだと思います。
チケットが安いからという理由で外野席を選ぶのは絶対に絶対にやめましょう。
ベルーナドームの外野席は下記の名前の座席です。
- ライオンズ外野指定席
- メイトーホームランバーパノラマテラス
- ライトポールシート
- ビジター外野指定席
- ライオンズユニバーサルデッキ
外野席は立って応援する人が多い席で座っている人は野球ファンがほとんどです。
そのため周囲の人との熱の差が激しすぎて居心地が悪くなってしまう可能性があります。
また外野席はマウンドからも遠く、バックスクリーンにあるビジョンも正面から見ることはできません。ビジョンに推しがアップで写っていてもちゃんと見ることはできないので、とても残念な気持ちになってしまいます。
始球式の推しが目当てで野球観戦はおまけ、という方は外野席は絶対にやめておきましょう。
避けるべき座席2 THERMOSステンレスカウンター
THERMOSステンレスカウンターは椅子がなくカウンターテーブルのみが設置された立見席です。推しが出る始球式だけ見たら帰るから椅子が無くてもいいや~という気持ちでこの座席を選ぶのは危険です!
THERMOSステンレスカウンターはドームのメインコンコース、飲食店が立ち並ぶ外周の坂道に沿うように設置されています。
内野やネット裏エリアにも設置されているので一見良いように見えますが、グラウンドよりもかなり高い位置にありますので距離を感じます。
推しを見るための座席としては適当ではありません!
またこちらの座席も熱心な野球ファンが集まりやすい座席となっています。
疎外感を感じやすいのでこちらの座席は避けるのが無難です。
注意事項とお願い
始球式の推しが目当てで野球観戦が初めてという方に向けて、最低限これだけは守ってほしい!というポイントをご紹介します。
根本的なマインドとして「郷に入れば郷に従え」です。野球の試合が行われる日のベルーナドームはコンサート会場ではありません。
自席以外の席や通路で始球式を見ないで!
少しでも推しを近くで見たいからと言って、チケットを取った自分の席よりもグラウンドに近い空席に座ったり、通路に立ち往生するのはやめてください。
空席だったら誰にも迷惑かけないしいいじゃん!
そんなことを思うかもしれませんが野球の試合はコンサートと違って試合開始時間以降に入場するお客さんも多くいます。
その時は席に人がいなかったとしても、後からその席のチケットを取っているお客さんがいる可能性もあるのです。
大前提として自席以外に座るのはルール違反!他人の席に座るなんて権利の窃盗ですよね
通路に立ち止まって始球式を見るのもやめてください。シンプルに邪魔です。
自分一人くらい大丈夫でしょ
他の人もやってるし大丈夫でしょ
そんな考えで迷惑な行為をするのは本当にやめてください!!
自席の前で立たないで!
自席だったらいいんでしょ?ということで推しが出てきたら席を立って見るのもやめてください!
あなたが立ってしまうと後ろの席の人が始球式を見ることができません。
カメラやうちわ・ペンライトは高く掲げず胸元まで!
推しが出る、ということでカメラや推し活グッズを持ってくる方も多いでしょう。
持ってきて記念写真を撮るのは自由ですが、グッズやカメラを腕を上げて高く掲げるようなことはしないでください。
後ろの席の人にとって大変邪魔で不愉快です。推しが出てきたら興奮して思わずうちわやペンライトを掲げてしまいたくなりますが、ぐっと我慢して周囲の人に配慮してください。
始球式直後に帰宅はなるべく避けてほしい...
推しの始球式が最大の目的なので始球式が終わったら即帰宅、というのは可能であれば避けてもらえると嬉しいです。
試合のチケットを買った時点で推しを招待した球団には利益が出ていますし、「お金を払ったんだしいつ帰ろうが自由でしょ」と言われればその通りなんですが、ライブやコンサートに途中退席されるとモヤっとしませんか...?
せっかく野球場まで来たのですから、興味が無くてもせめて1回表くらいは生の野球を楽しんでみてはいかがでしょうか。
まとめ
ベルーナドームは関東の球場の中でもチケット代が比較的安価なため、マウンドに近いプレミアムな席を体験しやすいと思います。
推しの始球式をきっかけに野球観戦も楽しんでもらえると野球ファンとしてはうれしい限りです。